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山形


昨日の鶴岡ユースでのライブを終え、今日はOFF。
ユースのペアレント(オーナー)、良磨(りょうま)さんと一緒に、
鮭の放流を見に行く。

良磨さんは、ユースを切り盛りする傍ら、
地域の環境活動、とくに子どもたちの自然体験などに尽力している。
今日、鮭の放流をした小学生たちは、幼稚園の頃からずっと関わっているそう。


子どもたちが、鮭の子どもたちを放流する。
鮭たちは、ここ三瀬川を下り、海に出て、オホーツク海をめぐり、
数年後に川に戻ってくる。

元気に帰ってこいよー。


山形


そのあとは、昨日のライブを主催してくれた花うさぎさんのところへ。
次回のライブについて、いろいろ語り合う。
次は、600席以上ある庄内町の響(ひびき)ホールで!
と盛り上がるけど、うーん、そりゃけっこう念入りに準備しなくちゃいけないですね。


そのあと、Kさんと一緒に、玉川寺(ぎょくせんじ)へ。
季節ごとに違った顔を見せてくれる、美しい日本庭園。

昨日の日記にも書いたけど、Kさんはご友人を亡くされたせいか、
どことなく、元気がなかった。
今日たまたま元気がない、みたいなレベルじゃなく、
奥深くに、暗く沈む部分を抱えて。

亡くなられたご友人が失ったこの先の時間を、
あなたが一緒に生きていけますように。


山形
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鶴岡


昨晩、山形県鶴岡市の三瀬にある「つるおかユースホステル」に到着。
このあと宮城県のライブを企画してくれてる井上くんが、山形まで来てくれる。

朝は、井上くんと一緒に、ユースのまわりを散策。
新緑が本当に美しい。


午後から、ユースでコンサート。
大きなガラス窓の前に、グランドピアノ。
お客様は、窓の外の景色と一緒に、楽しめる。

さっき歩いた森のことを、音にする。
途中、太陽がだんだんと傾き始める。
少しずつ、僕に陽が当たり始める。
それを感じながら、クライマックスを迎える。

終了後、いつも来てくださるKさんが、
初めて僕のコンサートに来てくれたときに一緒だったご友人が、
火事で亡くなられたと教えてくれる。
彼女も今日、聴きに来てくれれた気がすると。

僕にとって、1回1回のライブが、かけがえがなく、
人生最期の演奏かもしれないのと同じように、
聴いてくださるかたにとっても、最初で最後かもしれないんだ。

だから、僕は、よりいっそう、
全身全霊で、立ち向かわなければならないと、感じた。


鶴岡
山形


今日から東北ツアー、今日は山形へ。
去年の9月以来だから、久しぶり。

海沿いを走る。


山形


飛び立て 僕の音
僕から離れてゆけ

僕は僕の音にしがみつかない
すべてを委ね
解き放つ

さぁ
飛んでゆけ
自由に流れよ


山形
live



今日は、森のテラスでのライブ。
でもあいにくの雨。けっこう寒い。

こんなお天気だから、気分も滅入ってしまいがちだけど、
いつもはゆっくり聴くことのない「雨音」に耳を澄ましてもらう時間、
ピアノと雨とみんなが1つになる空間を作りたかった。

だから、窓を開け放ち、雨音を取り込み、
ぎりぎり雨がかからない程度にテラス席も設けたんだけど、
時間がたつにつれ、どんどん寒くなってしまいました。
寒い想いをされたかた、ほんとうにごめんなさい。

それに、部屋いっぱいのお客様で、
狭くなってしまい、ごめんなさい。


今日、気付いた方もおられたかもしれないのですが、
耳の不自由なお客様がいらしていました。
彼女は、僕の音楽を気に入ってくださっていて、
何度も足を運んでくださっています。

まったく音のない、無音の世界に生きている彼女。
でもいつも、僕の音を、全身全霊で感じてくれる。
ノートいっぱいに絵や文字を書いて、僕に感想を伝えてくれる。
今日も、彼女は涙を流しながら、
想いを彼女なりの「言葉」にしてくれて、
僕は思わず、抱きしめた。


ライブの後、友人の成松さんと夜更けまで飲んだ。
成松さんとは、音楽ボランティアのネットワークを結成している。
このネットワークには、たくさんのミュージシャンが登録していて、
月1?5回くらいの割合で、
毎回、5、6組が出演する出前コンサートを行っている。
つい2日前も知的障がい者施設に演奏に行って来たばかり。

福祉施設、高齢者施設、病院に、音楽を届けるとはどういうことか、
延々と語り合った。

このネットワークに登録しているミュージシャンには、
僕のようにオリジナル一本でやってるプロのアーティストもいれば、
クラシックを勉強している音大生、スタジオ・ミュージシャン、
まだコピーを始めたばかりの若いシンガー、フリーのダンサーなど、
職業もスタイルもジャンルもさまざま。

従って、考えの違いも存在する。
僕のように、ボランティアだろうとそうじゃなかろうと、精いっぱい最高の演奏をすべきだという者もいれば、
自分のリサイタルと違って、ボランティア演奏なのだから、自分たちが楽しくやることが一番、という人もいる。

また、僕のようなオリジナル曲だけをやる人に対して、
「オリジナルだと、利用者さん(患者さん)が、喜ばないんじゃないか。みんなが知ってる曲をやるべき」という考えの人もいる。

正直言って、僕はこの考え方にはなじめない。
じゃあ、耳の聴こえない彼女は、どうなんだろう?
知っている曲か、知らない曲か、彼女には分からないじゃないか。
芸術における感動とは、知ってるか知ってないかなどという、
そんなこととは無関係であるはずだ。それは芸術の本質ではない。


ただ、どっちが正しいとか正しくないとか言い始めるときりがない。
多様性は可能性。みんな、それぞれの考えで、精いっぱい演奏すればいいのだとは思う。

ただ、ボランティアだからと手抜きする人がいるなら、
僕は一緒にやりたいとは思わない。
僕はどのコンサートだろうと、毎回毎回を、人生最期の演奏だと思ってやってる。
命懸けだよ。
joy


3日間に渡る「joy!?わたしの楽しみ」に来てくださったみなさん、
ほんとうにありがとうございました。
そして、手伝ってくれた多くの仲間、
ほんとうにほんとうに、ありがとうございました。

たくさん悩んで、たくさん学びました。
泣きそうなとき、たくさんありました。

自分が楽しむって、どんなことだろう?
あなたに、あなたの中にある楽しみに気付いてもらうって、
そんなことできるのだろうか?

音楽が誰かの心を変えるとか、
音楽が世界を変えるだとか、
そんな大それたことは、僕には言えない。

だけど、音は、この空気を伝わって、伝わって、
君の心に伝わる。

そしてその瞬間、
僕と君はつながる。

その事実が、すべてであり、
すべての始まりでもあるんだ。

僕のjoy!は、そんなそんな、単純なことでした。
そしてそれが、僕のたからものでした。


joy


僕は心から自由に表現し、
もっともっとみんなに心を開いてもらって、
つながり合う道を探ることが、僕のjoy!への道。


伝わって伝わって、つながったとき、
僕の喜びは、僕の独りよがりじゃなくなる。
僕は、ひとりじゃなくなる。


僕のjoy!の道は、やっとはじまり、
そしてこれからもずっと続いていく。

みなさん、ほんとうにありがとう!
そして、愛しい二人のパートナー、舞ちゃん、ジュンコさん、
ほんとうにありがとう!


joy!
joy


長いようで短いこの3日間の「joy!」の公演も、最終日。
一昨日の初公演がずっと昔のよう.....

僕らは、再び「白い森」を作る。
お客さんは、一番多い。ほんとうにありがとう。

薄暗くなった外で、自分の入場時間を待つ。虫の声がかすかに聴こえる。
舞ちゃんの鳴らす開始のベルとともに、僕がメロディカを吹きながら入場。
お尻には、赤い糸を垂らして。

実は第6公演は、お客さんは入場のときに、色とりどりの毛糸を一本手渡される。
これも、夕べ急遽決めたアイディア。全公演を違ったものにしたおかげで、それぞれ違ったアイディアをどんどん取り込めれるんだね。
この糸が、どんな意味を持つかは、あとのお楽しみ。

僕は、メロディカを吹いて、ぐるっと会場をまわる。
できるだけ、お客さん一人一人と目を合わせながら、吹く。

そして、メロディの終わりとともに、
真ん中のワラの白いシーツのベッドに横たわる。
舞ちゃんとジュンコさんも横たわる。


無音の時間。空白の時間。
みんなが我に返る時間。

静寂。

そして、僕が即興の詩を詠んだ......


こうして横になって
目をつぶっていると
みんなの存在が聴こえる

同じ時代に生まれて、
一緒に感じる
二度と来ない、この一瞬一瞬

かけがえのない瞬間
いとおしい、いとおしいこの瞬間

同じ時代に生まれて来てくれて
ありがとう


joy



そしてここから、すべてが動き出す。
舞ちゃんは、白い木と

木を、赤い毛糸でつなぐ。
そして、その赤い毛糸は、お客さんのところにもぐるっと渡っていく。
舞ちゃんは、お花も渡していく。


joy


実は、今日は舞ちゃんのご両親も来てくださっている。
ご両親にお花を手渡す舞ちゃん。
そして、大切なパートナーにも。

一番近くにいる人。
一番身近なのに、ときには、一番遠く感じる人。

舞ちゃんは、その人たちに、自分の今を捧げる。
僕は、その瞬間のために、メロディを捧げる。


joy


ジュンコさんのラップの実。
木にぶらさがり、天井にぶらさがり、毛糸に絡む。
ああ、きらきら輝く光の玉ようだね。

どんどん複雑になっていく赤い糸。
網の目になっていく。
次は、お客さんが持つ一本一本の糸も、この赤い網の目に結びつけていく。
僕の糸もつながる。
みんながどんどんつながる。


joy


僕が体を揺らして演奏すると、その振動は、糸を伝ってお客さんのもとへ。
お客さんも、糸をリズムに合わせて、ひっぱりったり、揺らしたり。

ゆれる光の玉。
フラスコに生けられた、小さなかすみ草。

舞ちゃん、踊る。
ジュンコさん、どんどん遊ぶ。

僕は、
ああ、僕の目標は、このjoy!を通じて、
ステージで自由に遊ぶことだった。
それができるのも、もうこの最後の公演で終わり。

昨日の夜の公演では、まだちょっと照れがあって、遊び切れてなかった。
でも、これが最後。

僕も、みんながつながったつながったこの空間で、
自由に動き回り、自由に演奏する。


joy


最後。
最後。

もう最後。

ありがとう。
ありがとう、みんな。


たくさんの音が生まれた。
たくさんのjoy!が生まれた。


joy


一番最後の曲は、
このjoy!全6公演の最後で、毎回演奏した、新しい曲。

名無しの曲だったけど、
「旅のたからもの」
っていう名前をつけた。

拠点を持たない僕にとって、
この旅先の、かけがえのない瞬間ひとつひとつが、
唯一の、唯一の、たからものなのです。

孤独で、涙がぽたぽた落ちる時も、
この大事なたからものがあるから、
僕は、ひとりじゃないんだと思え、
前を向いて、歩いていけるのです。


みんなもこの曲のメロディを憶えてくれて、
一緒に歌ってくれた。

6公演すべて来てくれたお客さんもいて、
一緒に歌ってくれてる気がした。
声にならなくても、心で歌ってくれてる気がした。


joy


風はうたうよ
想いをのせて


僕もうたうよ
君もうたうよ

涙が出そうなときも
僕はうたうよ


二度とこないこのとき
僕のたからもの



ありがとう。
みんな、ありがとう。


joy
joy



さて、お昼ご飯の後は、少し休憩して、リハーサル。
そして、14:00から「お庭でjoy!」の2回目です。

今度はジュンコさんは何やらモゴモゴとすごい格好で登場!


joy


卵を産むように、風船を下からぽこっと生み出し、
お客さん一人一人に取ってもらいます。


joy


そして、「好きな時に、放してね」。
ああ、また風船が空に吸い込まれていく......
太陽に吸い込まれていく.....


joy


ほんとにね、いい時間でした。

ちなみにこの風船は、天然ゴムでできていて、
木の葉一枚と同じスピードで、土に還るそうです!
素晴らしい!


楽しい時間もあっという間に終わり、
最後の公演・第6公演目に備えます。


joy
joy


「joy!」もついに最終日。今日は一日3公演。
昼間にやる「お庭でjoy!」の2公演と、夜の最終公演です。

「お庭でjoy!」は、会場であるギャラリーモンネポルトの前にあるお庭で、パフォーマンスをします。
僕は足踏みオルガンを運び出し、野外演奏です。
舞ちゃんは、「こんなお天気の日は、洗濯物を干さないと!」と言って、木と木を紐でつなぎ、枝や花や、いろんなものをぶら下げていきます。
ジュンコさんは、ガスの入った風船をおきゃくさん一人一人に手渡します。そして、「好きな時に、手を離してね」と耳打ちします。


joy


舞ちゃん、お花を手に楽しそう。踊ったり、こどもと笑いあったり。

ジュンコさんの手渡したみんなの風船も.....あ、手を離した!
ふぁ?りとゆっくり舞い上がる風船。みんなで小さくなっていくのを見つめます。
何かの拍子に、みんなが一斉に手放し始め、たくさんの風船が空いっぱいに昇っていきました。青い空に吸い込まれる風船たち。みんなの風船たち。


joy


ああ......
なんという......


現代美術って何でしょう?
現代人が表現すれば、それはぜんぶ現代美術?
いや、古典的な表現をする現代人もいるから、そうじゃない。
クラシック演奏家と同じように。

いつかのジュンコさんの言葉:
「作品が先にあるのではなく、先に伝えたいメッセージがあり、それを作品で表現するのが現代美術」

風船を空に放つというこの行為に込められたメッセージは何でしょう?
きっと、ジュンコさんなりにきっとあるでしょう。だから、単なる風船飛ばしも、現代美術家のパフォーマンス作品になる。

だけど今日思ったのは、
受け取る側が、それを先に意識してようがしてまいが、
みんなの風船が一斉に空に吸い込まれていくこの感じ.....

このなんとも言えない感覚
僕らの心も一緒に吸い込まれていくような
みんなの心が一つになったような
このひととき、二度と来ないいまのこのひととき
これが、なんともいとおい時間で....

これでいいのだ。言葉なんていらない。
これを表出させた現代美術家・スズキジュンコ、すごい!


joy


子どもも大人も、みんな関係なくなった、楽しい時間。
すごい炎天下のなか、参加してくれたみなさん、ありがとう!
おいしいドリンクとクロックムッシュを用意してくれたカフェムック、ありがとう!


そして、ひとときの休息。
スタッフ、お客さん交えて。


joy



あ、紹介し忘れましたが、この3日間、joy!ショップもopenしています。
ひかりんの作ってくれたjoy!シール。
菓子美呆のりへいくんの作ってくれたjoy!クッキー。

みんなありがとう!!


joy

joy
joy



昼の公演を終え、仮眠をとり、さてさて夜の公演。
実は、この夜の公演は、ずっとテーマが定まらず、昨夜の時点でもまだ焦点が定まっていませんでした。

そして昨日の深夜に、風船を「音の種」というイメージで展開することが決定。
今日はピアノの位置も中央に変更し、ピアノにたくさんの風船を結びました。
上と下の写真はリハーサルの様子。これだけでワクワクしますね!


joy


さて開演。
このピアノに結びつけられた風船一つ一つが、音の一つ一つとなるイメージで、僕が1音弾くごとに、舞ちゃんとジュンコさんが、風船をピアノからほどき、白い森のなかへ。木の結びつけられたり、お客さんに渡ったり。


joy


ここからの展開は、ジュンコさんのアイディア。
風船(ガスが入っていて浮かびます)に、花やお菓子を結びつけて、浮かばせませす。
もちろん重ければ浮かびませんので、花の長さを調整したり、お菓子をジュンコさんがパクパク食べながら軽くして、一生懸命に浮かせようとします。

これは、その時を一生懸命に楽しむことが大事!というジュンコさんのメッセージが込められています。

風船で浮かばせるだけ....というこのジュンコさんのアイディアを聞いたとき、「それでいいんやろか」っていう戸惑いが正直ありました。だけど、準備の段階で、とても楽しそうな(joy!な)ジュンコさんを見て、ここはいっちょ、ジュンコさんに乗ってみようと思いました。僕は今回のjoy!で、遊ぶ余裕を持てるようになりたかったから。


joy


音楽も、曲を決めず、即興でつないでいきました。
僕はなんだかとっても解放された気がしました。

舞ちゃんは、僕が思いっきり弾けてないんじゃないか、と心配していたけど、そんなことはなく。その場に合わせて、音で調和を図ろうとすることは、僕の最高の喜びでもある。この場面にぴったりの音を出せたとき、僕はとても嬉しい。


joy


ジュンコさんガ僕にお菓子をくれる。ぱくり。

最後は、会場中に、ぷかぷか浮いたお菓子とお花。
写真では分かりづらいのが残念!


さて明日は最終日。一日3公演です!


joy
joy


昨日の昼の公演から、一夜明けて、本日は「joy!」一日2回公演。
お昼に第2公演目、夜に第3公演を行います。

昨日の公演でキャベツだらけになった会場は、再び「白い森」に戻り、本日のお客様をひっそりと待ちます。空は気持ちよく晴れています。

開始のベルが鳴り、舞ちゃんが詩を朗読。
そして、僕がメロディカを吹きながら会場へと入ります。
今日は、白い森に飛んで来た鳥のイメージです。
そして、真ん中の白いベッドに3人で横たわりました。

しばしの静寂。

僕のメロディカの単音の響きで目覚め、動き始めます。
今日は昨日のキャベツに対し、トイレットペーパーを使って展開。
舞ちゃんが、白い森の白い木を、白いトイレットペーパーでつないでいきます。


joy


そしてそこに、青い絵の具を落としてきます。
この絵の具の点一つ一つは、舞ちゃんの想い出・記憶の一つ一つを表しています。

自分の記憶と向き合う。
悲しい記憶、楽しい記憶。
過去の自分と向き合い、いまの自分、次の自分へとつないでいく。

ジュンコさんは、ワイヤーとラップで作った木の実を、白い木に実らせていきます。


joy


僕のこのjoy!での一つのトライは、自分の殻を破ることでした。
ふだんの自分と、ステージでの自分は、同じようでどこか違う。
ステージでの自分は、少し「よそいき」な自分。お行儀の良い自分。
そのぶん、余裕や遊びが少なくなることを、なんとかしたいと思っていました。
殻を破るというと大げさだけど、つまりはもっと自然体でステージに立ちたいということです。そうじゃないと、心からのjoy!は生まれないと思っていました。

そう思いつつ、昨日の1公演目はまだまだ肩に力が入っていました。
メロディカを吹いて会場をぐるぐる歩く時も、なんだか気恥ずかしくて、お客さんの目を見て吹くことができなかったり。ふだんも、アップライトにせよ、グランドにせよ、ピアノを弾く時はお客さんと目を合わせることがないから、慣れていません。
でもそれは、ちょっとお客さんから逃げていることになるなと思っていて。今日は、できるだけお客さん一人一人の目を見て、演奏するようにしました。
そして、床を叩いてパーカッションしたり、できるだけ共演者二人と絡むようにしたり。


最後はトイレットペーパーに書かれた青い点一つ一つの真下に、舞ちゃんのお花が置かれ、フィナーレ。


joy


昨日の日記にも書いたけど、僕らはとっても難しいことをテーマにしました。
今日のこの公演でもそれを痛感。
でも、6公演で同じことを繰り返さないから、毎回毎回、反省しながら次に反映して、もっと良くしていける。トライできる。
この公演も、また少し前進できた気がしました。
反省も多かったけど、それは今日の夜の公演に活かします。


joy


今回、6公演それぞれ20名以上の集客を目標としています。
この土曜日の昼の公演は一番予約が少なかったんだけど、予想より多くのお客様にきていただくことができました。

ありがとう!

みんなでお庭で玄米おにぎりでランチして、
夜の公演に備えます.....


joy
joy


いよいよ「joy!?わたしの楽しみ」の初日を迎えました。
会場のギャラリーモンネポルトには、「白い森」が完成しました。

なぜ、「白い森」を作ったのか。
楽しい「joy!」な雰囲気や、フライヤーのイメージとはだいぶかけ離れています。

僕らは、このjoy!をお客さんが受動的に鑑賞するエンターテイメント的なものにしたくはありませんでした。僕らの目的は、お客さん一人一人に、自分の内側に眠る「joy!」に気付いてもらうこと。そのためには、ざわついた心も、お友達とのおしゃべりも、暗く沈んだ気分も、高揚した気分も、すべていったんリセットして、自分と向き合ってもらう準備をしなければいけません。「白い森」はそのための舞台設定です。
一人一人に、白い森から始まる物語の主人公になってもらいたいと思いました。

開始のベルが鳴り、僕がギャラリーの外から、メロディカを吹きながら入ります。
こんなに気持ちよい晴れの日。僕は春の陽気を音にして、風が白い森に吹き込むように、入っていきました。


joy


そのあと、真ん中に位置する、ハイジのような白いわらのベッドに、ゆっくりと横なりました。
そして、舞ちゃんが登場し、キャベツの葉を一枚はいでは、床に落としてきます。


バリッ
ボトッ

バリッ
ボトッ


その音だけが会場にこだまします。


joy


そのあとジュンコさんも加わって、3人で白いベッドに横なりました。
しばしの無音状態。
この空白は、僕が一番大切にしたかった部分で、お客さん一人一人が、リセットするための時間。


そしてその静寂からさめて、僕のメロディカのソロからストーリーが始まります。
ジュンコさんは、床にちらばったキャベツを並べます。舞ちゃんは白い木に、緑の毛の生えたワイヤーを張り巡らせていきます。続いて、ジュンコさんはそのワイヤーに、キャベツの葉を1枚ずつ吊るしていきます。


joy


joy


joy


美しく描かれる、キャベツのグラデーション。
最後の小さな小さな一葉まで、大切に。
いとおしい。とってもいとおしい。

舞ちゃんのフラワーアレンジメントも床いっぱいに広がり、
最後は、白いミツバツツジの木「joy!の木」が運び込まれ、白いベッドの上に置かれました。


joy


僕は、暖めてきたjoy!のための楽曲と即興演奏を、
ピアノ、メロディカ、足踏みオルガンを駆使して、展開しました。

不思議な時間が流れ、1時間半のステージは、ファイナルとなりました。


今日はこの昼の公演で終わり。
無事に終えた第1公演。みんなの感想はどうだっただろうか。

白い森の、キャベツの音と、緑のグラデーション。
足踏みオルガンのノスタルジックな音。
メロディカの単音の響き、ピアノが作り出す音の風景。
それをみなさんがどう感じたか。

全員の感想を聞いていないから、なんとも言えないけど、
僕は、手応えがあったような、なかったような、微妙な感覚だった。

お客さんは一度も見たことのない類いの表現だっただろう。
それだけに、戸惑いも多かったと思う。
なんせ、僕らにとっても新しい試みだった。



「楽しみ」は、人ぞれぞれ。
誰かが最も嫌がることが、誰かの最高の楽しみだってこともありえる。
楽しみを共有したい人もいれば、自分ひとりだけのものしておきたい人もいる。
他人に理解してもらいたい人もいれば、分からんでいい、という人もいる。

だけど、僕らは、そんな複雑な「楽しみ」をこの1時間半で成し遂げようとした。
僕らは、なんとも難しいテーマを選び、難しいステージにチャレンジしたのだろう。


みんなを「楽しませる」ステージであることと、
みんな一人一人に眠る「楽しみ」に気付いてもらうこと、
は別物でありながら、両方を成し遂げようとする。

ただ単純に、楽しんでもらいたいと思いつつ、
「本当の楽しみ」について、自問自答してもらいたいとも思う。




初日を終えて、午後は、明日への準備のために費やす。
もう1度、テーマも素材も表現方法も、考え直しをする。
打ち合わせに打ち合わせを重ねた。

舞ちゃんは、たくさん泣きました。


実は、明日の夜の公演は、まだテーマが空白のまま。
その後、舞ちゃんがテーマをひらめいたのは、夜中の1時過ぎでした....


joy
joy


3日前より再・長崎入りした僕は、「joy!?わたしの楽しみ」展の準備で、毎日、波佐見町にあるギャラリーモンネポルトに来ています。
新聞にもアホな....いや、joy!な人文字写真とともに載せてもらいました。

しかし、寝不足がたったのか、2日前から風邪っぽくなってしまう。
ちゃきちゃきと動き回る共演者二人・舞ちゃん(吉村舞 / フラワーアーティスト)&ジュンコさん(スズキジュンコ / 現代美術家)を尻目に、ソファでダウン。でも、今日は少し調子を取り戻し、なんとか無事に本番を迎えられそう。

お天気も最終日までずっと晴れそう。
この準備の段階で、毎日お庭に寝転んでメロディカを吹いたり、お弁当を食べたり、打ち合わせしたり、ずいぶんjoy!しています。


joy


このイベントは、全6公演がすべて違う内容です。
テーマや素材は、それぞれ決めてあります。ストーリーもおおまかに決めてあります。でも、ほとんどリハーサル無しで、即興的にステージを作ってきます。


joy


お庭でパフォーマンスする2回の「お庭でjoy!」以外の4公演は、ギャラリー内で行います。そのいずれも共通しているのは、すべては「白い森から始まる」ということ。
これは舞ちゃんのアイディアです。何もないギャラリー内に、白く塗られた木を立て(吊るして)、「白い森」を作っていきます。

ジュンコさんは、いま彼女の中で流行っているというワイヤーとラップを使います。白い森に、透明の雲がいくつも浮かび上がりました。


joy



制作作業も、3人での打ち合わせも、毎夜遅くまで続きました。
さて、明日は本番!


joy
joy!準備


島根でのコンサートを終え、2週間ぶりに長崎へ。
今週末から始まる、「joy!?わたしの楽しみ」展のためです。

金土日で、6回の公演を行いますが、
そのうち2回はお庭でライブします。

ピアノは会場(ギャラリー モンネポルト)の中で使うので、
お庭のライブはオルガンを使います。

今日は友人のクレムとともに、オルガンを貸してくださる学童保育施設へ出向きました。
おそらく、僕の世代(団塊ジュニア)が小学生の頃に作られたタイプの足踏みオルガンです。


joy!準備


ギャラリーに運び込んだ後、
今日は試しに、お庭に出して弾いてみました。

青空の下、なんだかとっても気持ちよくて、
3、4時間も弾いてました。

本番が楽しみ!
みなさんぜひいらしてくださいね!

今日、改めて打ち合わせしましたが、
全ての公演が、違う内容になりますよ!


joy!準備
海


ホームコンサートを終えて、今日は移動日。
でも午前中は、みんなで「石見畳ヶ浦」という、広い広い石の海岸に行ってきました。

抜けるような青い空、そして透明で美しい日本海。
こどもは6人、ほんとうに賑やか。
僕も、子どものように、一人の素の人間として、遊びました。

大人が見過ごしがちな小さなもの中にある、
わくわくをたくさんの発見し、
自由に想像して、遊ぶ子どもたち。
今週末からの「joy!」展に向けて、大きなヒントをもらったかな。


帰りにみんなが浜田駅まで送りに来てくれて、
総勢9人、18本の手を振って、見送ってくれました。


他にはなくて、ホームコンサートにはあるもの。
それは、こうしてご家族や仲間のなかに、深く受け入れていただけること。
家族にはそれぞれ事情がある。うまくいくことも、いかないことも。
それを事前に話してくださった。だから、僕もそれを受け取り、音に託す。


車窓から、山陰の美しい山村を見つめながら、
ああ、僕もまた、僕の孤独を、
みなさんに抱きしめてもらっているんだと感じた。


ほんとうに、みなさんありがとうございました!
会場写真


春の西日本ツアー「春旅2009」も、9公演目。
僕は昨日の夕方に島根県浜田市に到着。
久々の山陰でのライブです。

今回、ホームコンサートのご依頼を下さったUさんは、昨夏に同じくホームコンサートをご依頼くださった広島のAさんのお友達。Aさん宅コンサートのときに僕の音を聴いてくださり、気に入ってくださったのでした。

今日は昼夜二回公演で、
昼の部は子どもがたくさん来てくれる楽しいライブ、
夜は大人だけのしっとりとしたライブです。


プライベートな部分なのであまり詳しくは書けませんが、
Uさんは二年前にご主人を若くして亡くされ、自分が生きているのか死んでいるのか分からない苦しい日々を過ごされました。でも、三度目の春を迎えた今年、娘さんたちとともに、ようやく前向きな気持ちで歩き出されました。

旦那様のエピソードや残された言葉、そして遺影からも、本当に素晴らしいかただったことが伝わってきました。


つらい日々を過ごす中で、心に入ってこれる音は、自然の音と、幼い娘さんがぽろぽろと弾くピアノの音だけだったそうです。

今日のコンサートは、これからまた強く生きていきたいという決意のコンサートであり、そしてまわりで支えてくれた方々への感謝のコンサートです。

僕の音がご家族やまわりの方々の救いや助けになるのかは分からないのだけれども、
僕を選んでくださったことに心から感謝し、
僕ができる限りの、精いっぱいの演奏で答えたいと思って、ピアノに向かいました。


会場写真


夜の部の最初のご挨拶で、Uさんが旦那様のことを震える声と涙で話されるのを聞き、その想いをそのまま受け継ぎ、即興で弾く一曲目の、最初の音に託しました。何か話してしまったら、そのぶんだけ何かが逃げてしまう気がして、無言のまま、すべてを音に込めました。

この一音一音が、あなたの心に伝わりますように、この家の柱や壁や屋根に吸い込まれていきますように、そして天にいるかたに伝わりますようにと願って弾きました。

弾きながら、ああこれは、旦那様が僕に弾かせてくれているなと強く感じました。
二曲目も三曲目も、そのあともずっと、そう感じながら弾くことができました。


演奏風景


後半の部で、「生の間(はざま)」を弾きました。生と死をテーマにしたこの曲を選ぶことに少し迷いもありました。

でも僕は、単に癒やしや慰めのためにここに来た訳じゃないし、そんなことのために僕の音は存在しない。だから、僕なりのメッセージをこめてこの曲を弾きました。
ほんとは30分以上ある曲だけど、今日は10分くらいになり、そのあとに、Uさんからリクエストされていた曲を弾きました(何を弾いたかは秘密です)。

最後の「息をして」、アンコールの「いるよ いるよ」まで、旦那様とご家族の想いと、まわりで支えるみなさんに弾かせてもらっている感覚でした。

ほんとうにほんとうに、ありがとうございました。


そして、戦後まもなく生まれた60歳にもなる小さな古いグランドピアノ、最後まで頑張ってくれてありがとう。

たくさんの子どもたちに囲まれて、最高に楽しい打ち上げをしてもらいました。それも終わり、ひとりになったとき、「ああ、ピアニストになって良かった…」という想いが込み上げてきました。

僕はピアノを弾くことしか取り柄のない人間だけれども、少しかもしれないけど人の役に立てて、力になれて、喜んでもらえる機会をいただけるのだから、本当に幸せだと思いました。


確かなものがここにあり、僕はそれを信じて生きていける。

本当にありがとう。


ありがとう
誰とでも打ち解けることができる人がいる。

なかなか人と打ち解け合えない人がいる。


僕も、もともとは人と打ち解け合うのが苦手だ。
自分のコンサートでは、周りのみなさんが話しかけてくださるので打ち解けれる。
でも、もし他人のライブの打上げとかに参加したら、誰とも話せないかもしれない。いまでも。

だけど、
僕はこれまで、こんな僕にも、ぱかって心を開いてくれた人に出会ってきた。
初めて会った僕に、思いっきりのオープンマインドで接してくれて、
こんな僕に興味をしめしてくれて、受け入れてくれるような、
素晴らしい大人に出会ったことがあった。
僕はそのとき心底嬉しかった。
ほんとうにほんとうに嬉しかった。

だから、僕が誰かと出会ったとき、
できるだけ、ぱかって、心を開きたいと思う。

自分を表現したいと思う気持ちは誰にでもある。
でも、表現方法が分からなくて、思ってるのと反対の言動をしてしまう。
優しくしたいと思っているのに、ぶっきらぼうに、ツンケンしてしまう。
「ありがとう」という素直な一言が言えない。
特に、若い君なら、なおさらそうだろう。

その気持ち、痛いほど分かるから、
君の気持ち、君の存在、君の孤独を、
僕は受け入れたい。
ぱかって開いた心で、受け入れたい。

僕がそうしてもらって嬉しかったように、
僕もそうしたい。
松江


春の西日本ツアー「春旅2009」も終盤です。
僕は昨日は、鳥取県の米子に一泊し、髪を切りました。
今日は島根県の浜田に移動します。
浜田でホームコンサートのご依頼を受けたからです。

午前中、時間があったので、松江で途中下車。

松江城のお堀を巡る、「堀川巡り」。
春の穏やかな日に、50分かけてのんびり遊覧船に揺られる。

桜は満開。
鴨が楽しそうに泳ぎ、
亀はぽかぽか甲羅干し。


松江

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