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joy


いよいよ「joy!?わたしの楽しみ」の初日を迎えました。
会場のギャラリーモンネポルトには、「白い森」が完成しました。

なぜ、「白い森」を作ったのか。
楽しい「joy!」な雰囲気や、フライヤーのイメージとはだいぶかけ離れています。

僕らは、このjoy!をお客さんが受動的に鑑賞するエンターテイメント的なものにしたくはありませんでした。僕らの目的は、お客さん一人一人に、自分の内側に眠る「joy!」に気付いてもらうこと。そのためには、ざわついた心も、お友達とのおしゃべりも、暗く沈んだ気分も、高揚した気分も、すべていったんリセットして、自分と向き合ってもらう準備をしなければいけません。「白い森」はそのための舞台設定です。
一人一人に、白い森から始まる物語の主人公になってもらいたいと思いました。

開始のベルが鳴り、僕がギャラリーの外から、メロディカを吹きながら入ります。
こんなに気持ちよい晴れの日。僕は春の陽気を音にして、風が白い森に吹き込むように、入っていきました。


joy


そのあと、真ん中に位置する、ハイジのような白いわらのベッドに、ゆっくりと横なりました。
そして、舞ちゃんが登場し、キャベツの葉を一枚はいでは、床に落としてきます。


バリッ
ボトッ

バリッ
ボトッ


その音だけが会場にこだまします。


joy


そのあとジュンコさんも加わって、3人で白いベッドに横なりました。
しばしの無音状態。
この空白は、僕が一番大切にしたかった部分で、お客さん一人一人が、リセットするための時間。


そしてその静寂からさめて、僕のメロディカのソロからストーリーが始まります。
ジュンコさんは、床にちらばったキャベツを並べます。舞ちゃんは白い木に、緑の毛の生えたワイヤーを張り巡らせていきます。続いて、ジュンコさんはそのワイヤーに、キャベツの葉を1枚ずつ吊るしていきます。


joy


joy


joy


美しく描かれる、キャベツのグラデーション。
最後の小さな小さな一葉まで、大切に。
いとおしい。とってもいとおしい。

舞ちゃんのフラワーアレンジメントも床いっぱいに広がり、
最後は、白いミツバツツジの木「joy!の木」が運び込まれ、白いベッドの上に置かれました。


joy


僕は、暖めてきたjoy!のための楽曲と即興演奏を、
ピアノ、メロディカ、足踏みオルガンを駆使して、展開しました。

不思議な時間が流れ、1時間半のステージは、ファイナルとなりました。


今日はこの昼の公演で終わり。
無事に終えた第1公演。みんなの感想はどうだっただろうか。

白い森の、キャベツの音と、緑のグラデーション。
足踏みオルガンのノスタルジックな音。
メロディカの単音の響き、ピアノが作り出す音の風景。
それをみなさんがどう感じたか。

全員の感想を聞いていないから、なんとも言えないけど、
僕は、手応えがあったような、なかったような、微妙な感覚だった。

お客さんは一度も見たことのない類いの表現だっただろう。
それだけに、戸惑いも多かったと思う。
なんせ、僕らにとっても新しい試みだった。



「楽しみ」は、人ぞれぞれ。
誰かが最も嫌がることが、誰かの最高の楽しみだってこともありえる。
楽しみを共有したい人もいれば、自分ひとりだけのものしておきたい人もいる。
他人に理解してもらいたい人もいれば、分からんでいい、という人もいる。

だけど、僕らは、そんな複雑な「楽しみ」をこの1時間半で成し遂げようとした。
僕らは、なんとも難しいテーマを選び、難しいステージにチャレンジしたのだろう。


みんなを「楽しませる」ステージであることと、
みんな一人一人に眠る「楽しみ」に気付いてもらうこと、
は別物でありながら、両方を成し遂げようとする。

ただ単純に、楽しんでもらいたいと思いつつ、
「本当の楽しみ」について、自問自答してもらいたいとも思う。




初日を終えて、午後は、明日への準備のために費やす。
もう1度、テーマも素材も表現方法も、考え直しをする。
打ち合わせに打ち合わせを重ねた。

舞ちゃんは、たくさん泣きました。


実は、明日の夜の公演は、まだテーマが空白のまま。
その後、舞ちゃんがテーマをひらめいたのは、夜中の1時過ぎでした....


joy
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