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ライブ風景


関東4日連続ライブの3日目。
今日は、僕が主催のイベント、「戦争のかけら、平和のかけら、音のちから」。

戦争反対!と声高に叫ぶこともできる。
LOVE & PEACEを歌うこともできる。
でもこのイベントはそのどちらでもない。

一人一人の心の中にある、
静かな祈りの心、平和を願う気持ち。戦争に対する怒り、憤り、不安。
自分には何ができるのか、いろんな自問自答、
はっきり分からないけどもやもやしたこの想い、
いろんな気持ち、気持ち.....
その、一人一人の「心のかけら」を持ち寄って、
1つの表現として音楽に昇華していく。
「調和の芸術」である音楽が、平和を作り出してゆくひとときです。


今日は、特別出演として、西野稔さんにお話をしていただきました。
西野さん64年前に、広島で被爆されました。当時13歳中学1年生。爆心地から1.8キロメートル(皆実町1丁目)、学校の校庭にて被爆されました。

今日の2時間半におよぶ長いプログラムは、
約30分間の西野さんの被爆体験のお話から始まりました。


-> 西野さんのお話(mp3ファイル / 26分)


ライブ風景


今日は、基本的にすべての曲を、即興セッションにしました。
西野さんのお話を聞いて、僕たちはどう感じるか、その瞬間になってみないと分からない。
あらかじめ決めた楽曲じゃなくて、そのとき感じるままに、溢れ出るままに、
それをみんなに音にしてもらいたかったし、
みんなで音楽を、この空間を作りたかった。
だから、スタジオ練習もせず、本番目のリハーサルも、音のバランス確認程度にしました。


西野さんのお話、
どんなだったかここで言葉にすることは難しい。
心臓をぎゅっと鷲掴みにされたような感覚、
戦争を知らない僕ら、平和しか知らない僕らを、
かつてあったとてつもない現実の世界にぐわっとたぐり寄せる何か、でありました。


西野さんのお話を聞きながら、
ああ、もうこのイベントは、西野さんのお話を聞くだけの会にしてもよかったのでは....などという考えが、一瞬頭を横切りました。
しかし、お話が終盤にいくに従って、
音楽家としての、表現者としての使命感というか、
今を生きる、これらの未来を作る世代としての使命感というか、
そんなものが沸々とわいてきて、
ステージに向かうことができました。


そのから展開された、みんなの音、セッションは、
どの音もどの曲も、いま生まれた、生きている音、「生(せい)」の音でした。
それも、安易な生の肯定の音ではなく、
死に裏打ちされた、生と死の表裏一体の音でした。
それは、最初に西野さんのお話しあって、西野さんの存在あっての、
そして、それを一緒に聞いて、感じあったお客さんみなさん存在あっての音でした。
みんな、本当に素晴らしかった。


せっかくなので、セットリストを紹介します:

....................

■第1部
1、被爆者・西野稔さんのお話
2、お話を受けての、全員での完全即興セッション
3、入江規夫を中心とした全員でのセッション
4、平魚泳を中心とした全員での即興セッション

■第2部
5、重松壮一郎 x 田中秀樹による完全即興セッション
6、chi jaによるアカペラ独唱
7、トビウオリアキのソロ ? chi ja との即興セッション
8、お客さんに書いてもらった「心のかけら」の朗読と、即興セッション
9、全員での完全即興ラスト・セッション


ライブ風景


8番目にやった曲。
お客さん入場時に、「あなたの心のかけら」と書かれた小さな紙をお渡しし、
そこに、戦争、平和、いまの世界、地球への想いを書いていただきました。
それを、僕らで順番に朗読して、音をつけていきました。


今日のイベント、
お客さんお一人お一人にどんなふうに響いたか、
全員から感想を聞くことができなかったので、分からない。
人それぞれ、自分の感覚があり、意見があり、表現があるから、
みんな違ってみんないい、それを認めあった上で、切磋琢磨していけたらと思う。

ああ、それにしても、僕たち出演者にとっては、
ものすごく意味のあるイベントになりました。
貴重な貴重な経験になりました。

それは、すべて西野さんのおかげだと思います。


僕たちは、
西野さんから魂を受けとり、
表現することでまた受け継いでいきたい。



かけがえのない時間を、ほんとうにありがとうございました。
共演してくれた音楽家のみんな、
お越し下さったお客様、
ほんとうにありがとうございました!!
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